システムは、
それが形成されている過程でのみ機能する。
形成されたシステムは
そのシステムが本来の目的としていたものを失い、
時に正逆の機能をもつ。
革命は、それに向けて進んでいる限り、
自在に変化し、建設的な提起を成し得る。
革命や社会運動が変化を拒む時、
そうした運動は瓦解する。
そして革命が達成したあとの革命家は、
その多くが自らの革命が否定した力をもって
新たな革命を抑制し始める。
革命が作り出した社会は、
それ以前の社会の作り出した抑圧を継承し、
新たな革命の対象となってきた。
作り上げないことが必要で、
不完全さの完全と、
完全の不完全さを愉しむ余裕がほしい。
不完全であるからこそ、
変革が可能になる。
そして、完全であることが、
変革を否定するベクトルを生むことを知っていれば、
不完全さの完全性を理解することができる。
不完全性を積極的に内包するシステムは、
問題が困難であれば困難であるほど、
柳のようにしなやかに、
変化し続けることができる。
柳のように、
根っこをしっかりと張って、
ゆらゆらと、自在に揺れ動く
そういう積極的に不完全なシステム。
批判や中傷は避けられないが、
そういうシステムこそが必要だ。
*ちなみに「不完全さの完全性」は、博士論文で論じている「流体的な知」の認識による唯物的知の構造批判と密接につながっている。



