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Archives on 近況報告

2007年02月18日

午前4時、研究室

土曜日の午前4時ですが、まだ研究室です。論文に進展が見られた・・・とおもいきや、付け加えたい部分が出てきました。今まで書いたものをもう一度書き直しはじめます。捨てる勇気も大切です。

2007年02月19日

旧ランシング市駅へ

「仲良きは、外食をデートという、ことにあり」
日曜日の朝、ブランチ・デートと洒落こみます。論文は…ちょっと壁にぶち当たっています。

午前3時半、図書館

10時間で1段落…
それも満足のいかないもの。完全に、壁・・・です。
月曜は10時20分と6時に講義をするので、もう帰ります。ハア…

2007年02月20日

不思議なもので

20時間かけて駄目だったものが、2時間で書けることもある。
ちょっとしたこと…
(1) 図書館で、前席の女の子。お尻の割目がズボンからでてる。百年の恋も冷める…たぶん。
(2) 今日の最後の講義をこなす。寛容と他者化。専門分野!

2007年02月22日

ビオレタ

講義をする前に2ヶ月きってない髪を切る。 写真は今朝のミシガン。

来週、嫁さんは家に居ない。 25~27:バルティモアにお供、27~29:マサチューセッツ大学、4~8:アラバマ大学、そしてペンシルバニア大学も予定に加わる。・・・サミシイ?…たぶんね。泣くかもね。

2007年02月23日

爽快

冬の青空。気持ちのいい朝。

Clear Winter Sky

写真は大学の旧発電所の煙突。研究室までの通学路。

今朝は教育学部の外国人の朝食会にでてきました。ベーグルだけだけどね

2007年02月25日

明日、バルティモアへ

おはようございます。
    今日は学会発表の準備。アメリカ・インディアンから始まって、沖縄・広島、東アジア、世界へ…聴衆を時間と空間の哲学風景にいざなう予定。博士論文の序章になる部分。
    米国東部時間で日曜日の午前4時に出発予定。飛行機で行けば往復140ドル。ついでにワシントンDCで簡単な調査をするので、車で行く。久しぶり(5年ぶり)にペンシルヴァニアのブリーズウッドを通るので、そこの古き良きダイナーで休憩するつもり。
    そんなわけで、今日は忙しい。

2007年02月28日

戻ってきました。

10時間半の運転を経て、無事戻ってきました。さすがに目が疲れましたし、腰も少々痛いです。明日は朝から講義をしなくてはなりませんので、今日は休みます。メールもたまっているみたい・・・見るのが怖い。

2007年03月04日

アラバマへ

ビオレタはアラバマへ出発した。帰宅予定は水曜日の夜。私は明日が誕生日。

2007年03月05日

誕生日

今日は学部長と「近江」で昼食をとる予定。今日は誕生日なので、ミシガン州にお金を納めにいく・・・(まあ、ミシガン州では誕生日が車の登録更新日という訳で・・・)。
    昨日から原爆死没者追悼平和祈念館の来館者ノートの詳細な分析を始めている。あと3日くらいかかる予定。学生の論文の採点もしなくてはならない・・・。忙しいね。

looking back

英語のページは結構頻繁に更新し始めています。

2007年03月08日

図書館から

ビオレタは今晩遅くにアラバマから帰ってくる。アラバマは25度。夏だ。ミシガンは零下7度。厳冬。

MSU Museum

    今日は図書館に篭って、26日締切りの論文を一本完成に近づける予定。記憶と証言についての論文は審査に通った。編集が4月9日締切り・・・。とても忙しい。でも明日からビオレタとデトロイトにジャズを聴きに一泊旅行しようかと考えている。

    時間は作るものであって、有ったり無かったりするものではないというのが信条。時間を探すというのはちょっと違うと思う・・・作らなければ時間なんて見つかるものではないと思う。探すだけで、時間をやりくりすることを覚えないと、つまらない人生になる。

2007年03月09日

オヘア空港

昨晩遅くにシカゴから戻ってきました。前々から言っているとおり、ユナイテッドで飛ぶのは大間違い。飛行機が遅れたばかりか、機内預けの荷物はまだ手元にありません。ビオレタを空港の床で寝かせるのは可哀想なので、急遽、ホテルをとってシカゴに行った・・・というわけ。

Magnificent Mile

    オヘア空港はユナイテッドのハブ空港。旅行会社に勤めていたときから、この空港には気をつけろというのが常識でした。ビオレタがユナイテッドで飛ぶと聞いたときから嫌な予感はしていました。でも、まさか到着ゲートの案内まででたらめとは想定外。

    案内では2番ターミナルのゲートEに到着・・・。ところが2番ターミナルはゲートDまで・・・Eがない。ユナイテッドは全便1番ターミナルで発着のはずなので、おかしいとは思ったのですが・・・。まあ、やってくれます。なんにしても、帰ってきました。仕事が山積していますので、この辺で。

2007年03月10日

図書館で友人に会った。就職難らしい。

Mean or End

    歴史研究でも特定の事件研究や、特定の文化現象に限定した文化研究だと仕事を探すのは並大抵ではないだろう。理論でも応用の利かないものだったり、実践に沿わない研究だと人文分野で仕事を探すのは難しい現実。

    それだけ実際問題に研究がどう答えるかという点が大切になっている。(逃げ道として、単純な実践研究をする…というのが一般的だけど、自分には合わない。)学会発表や学内・学外講演の機会は、社会関心に自分の研究を結びつける糸口を探るために大切になってきた。学会発表に求めるものと、利用の仕方が若干変化してきているということかな。

2007年03月13日

賽の河原

書き上げた論文を校正する…。このあたりまえの作業が辛い。

Typing

    最初に書くときには何度も校正しています。何度も校正をくりかえしたものを、学会誌に投稿する。あたりまえのことですよね。投稿した時点で、100%満足とまでは言わないものの、やっぱり満足している自分がいるわけです。全体的に満足していない、中途半端なものを投稿するような暴挙をしようなどと、誰も思わないでしょう。

    その「ほぼ完全に仕上がった論文」を校正する作業。手直し・・・なんて簡単なもので終わるはずがありません。つつき始めればホコリガもうもうと出てくるに決まっています。自分で書いたものほど愛おしく、憎々しいものはありません。我が子を見るようなものです(いないけど)。

    まあ、校正を始めていますが苦痛です。ドミノを途中で倒された・・・そんな気持ちがやっぱりあります。そんなことじゃ駄目だ・・・と分かっていても、やっぱり・・・ね。

    研究なんて終わりがありません。理論も崩されていくのが宿命です。神様じゃないんだから・・・。つまり、この仕事についた時点で、一所懸命作ったものを壊し、壊され、建て直す・・・賽の河原で石を積む・・・そんな宿命に自分を置いたということです。自分で作った地獄にどっぷりとはまる・・・。それが生きるということなのかもしれないなあ・・・と思うようになりました。

    仏教の輪廻転生・・・。よく言ったものです。

    あ、念のために書いておきますけど、落ち込んで死にたい・・・なんて言っているんじゃありませんよ。まあ、僕にたとえ自殺願望があったとしても、後回しにする性格が邪魔をするでしょう。寿命がくるまで後回しにし続けてると思う。ハハ。

2007年03月16日

採点

昨日のプレゼンの出来は上々。でも気は重い。

Ads on Bridge

    それというのも学生のペーパーの採点が丸々残っているから。山ほどある。大量にある。売るほどある。あるあるある。レポート書くのも嫌かもしれないけど、採点するのもしんどいんだ。試験なんて・・・と思うのはこちらも同じ。

    自分の考えを筋道立てて書いてくれれば読み甲斐もある。だからOPENな試験にしているのに・・・。でも学校教育とは怖いもので、点数ばかりを意識して書いてくる学生がたくさん。点数だけのために書いているようなレポートは、本っっっ当に嫌になる。小学校や高校じゃないんだから。

    自分の考えをディフェンスしてみせるくらいの、挑戦心と度胸、そしてそのための努力をしてほしい。よい子ばかりいても面白くない。よい子はどうせ都合のよい枠内でのよい子に過ぎないのだから・・・。でも、彼らの気持ちもわかる。自由な思考で挑戦するリスクのほうが高ければ、挑戦しなくなる。思考が点数で換算され、教養が単位数(クレデンシャル)で換算されるとき、換算されないような作業はリスクが高すぎる・・・ということ。

    わかってはいても残念。1行読む毎にため息がひとつふたつ・・・。

いろいろと

ビオレタのこと。この2週間、週末を除いてほぼ毎日新しい大学から電話がかかる。嫁さんが優秀なのは当然知っていたけど、実際にここまでくると驚かされる。数学(動的幾何学が専門)をきっちりと理解した数学教育研究が出来る人が、本当に少なくなっているということも背景にあるらしい。友人のエリックも同じ経験をしている。

waiting

    ビオレタもエリックも学部内では専門分野の話をする相手がいなかった。数学教育を専門にしている人たちも、しっかりした数学研究の背景を持つ彼らと話すときには身構えていた。昨日、そういったことを3人で話した。結論として、「知ろうとしないことを恥と感じない社会風土」があるのだろう。「知らないことを恥としない風土」から派生するものの、ずいぶん違うものだ。

    「知らないことを恥としない」というのは、「知ろうとする努力」が前提になくてはならない。この点を履き違えると、「知らないことを恥としない」という言説は、知らないということにたいする責任感を排除する。そのため、知ろうとすることはなくなるし、知らないことを感じさせるような環境を排除しはじめる・・・。ただここで全ては書かないよ。

2007年03月19日

日曜日

パンネラで採点中。今日中に半分は終わらせたい。今日は4時からスカイプを使った電話会議。日曜だというのに予定が満載。

Panera

2007年03月21日

春が近い

空気は澄んで空は青い。写真だけで見るとまるで夏が来たようにみえるけど、外にはまだ氷がはっている。写真は近所の水道塔。上部に水をためて重力を使って配水する。地震のない地域ならではのデザイン。

Water Tower

2007年03月22日

息抜き

正味3日もかかって、やっと採点が終わった。胸に空気の塊がたまっているかのような疲労感がある。珍しく、やらなくてはならないことが一度に押し寄せて来ている。ちょっとストレスがたまっているのかもしれない。

muffins $1.79

    明日、または週末には、メイソンのメープルリーフ・シロップの製造所に行ってみようかな。今週末はむちゃくちゃ忙しいけど、そんなときだからこその息抜きも必要だと思う。ちょっと調べたら、朝8時からパンケーキやワッフルを中心にしたビュフェをやっているみたい。シロップ製作の工程を見てから、パンケーキをいただくのはいい息抜きになるだろうね。

2007年03月23日

メープル

大学から車で20分。今朝、メイソンのメープル・シロップ醸造所に行ってきた。いい気分転換になった。

snow's sugarbush

    120リットル強の樹液から3リットル程度のシロップがとれる。ここで作っているのは、樹液から水分を蒸発させてフィルターに通しただけの純粋なメープルシロップ。サラサラとしていて、ほのかに甘さを感じる。1月に日本から来た先生方がお土産にされたメープルシロップを作っているのも、この醸造所。何世代も同じ場所で作っている家族経営で、砂糖や保存料、着色料などを全く使わない純粋なメープルシロップをつくる数少ない醸造所として知られているらしい。

maple sap

    夜の気温が氷点下にまで下がり、日中には5度程度まで気温が上がる2月から4月はじめまでしか樹液が採れない。早朝に採ってきたばかりの樹液を飲ませてもらったが、遠くのほうにほのかなメープルの香りを感じるミネラルウォーターといった感じ(写真)。飲み物としても美味しい。これを煮詰めてシロップにする。初めて知ることがたくさんあって、またいい人たちに会うことができて、いい気分転換になった。

2007年03月25日

個展にて

2年半前に教えた学生が美術館で個展を開くと、呼んでくれた。彼が個展を開くのは2度目。前回は見逃してしまって残念な思いをした。

Art Exhibition

    最終日のレセプションにあわせて見学に行くと、この街では信じられないほどの人だかり。セドリック(個展を開いた学生)は、色々な人から声をかけられて忙しそうだった。それでも、人ごみの中から私とビオレタを見つけると喜んでくれた。

    彼の絵は好きだ。「構造の美と不可視性」をテーマとしているということ。ビオレタはパンフレットの前文を見て、まるで私が書いたような文章だとカラカラ笑った。自分で読んでみても、あらホント・・・。嬉しいような可笑しいような気持ち。

2007年03月27日

英語BLOG

助けたり助けられたりと忙しくしている。

checking

    26日に原稿の締切りがあり、31日に別の原稿の締切りがある。そして9日には原稿校正の締切りがある・・・。忙しい。まあ、それだけのこと。

    そうそう、BLOGは英語でも書いている。英語で書いているものの方がずっとお気に入りで内容もある(はず)。仕事で使っていることばだからね。ビオレタのことも書いているけど、ビオレタはそれに対抗してBLOGを立ち上げるってさ。どうなることやら。

2007年03月28日

ワシントンへ

決めた!

To D.C

    明日の晩に出発してワシントンD.C.に行こうと、実はさっきまでじっと考えてました。面白そうな講演会があるんです。東アジアの戦後歴史意識の正義と補償について。ちょうど慰安婦問題などが議会で議論されている一環でしょう。アメリカ平和研究所が開催する学会です。

    行きたいけど、最低でも400ドル程度の出費になる。つい2日前に知ったばかりだから予算をもらう手立てもない。普通だったら何とかなるけど、先月から色々と行っている・・・。来月くらいには国連関係でニューヨークへ行くかもしれないし、5月にはシンガポールへ行かなくてはならなくなりそう。6月か7月にはルーマニアに行く予定もあるし・・・。ビオレタは楽観的(金銭感覚がない)だから、行ったらいいよ・・・といってくれる。いつも私がやりたい事を尊重してくれるので嬉しいのだけど、やりくりするのは私だから甘えてられない。

    そういうわけで、あきらめました・・・。ただ、まだ後ろ髪が惹かれています。こういうことでは、すごく優柔不断なんです。ひょっとすると、金曜日の夕方に突然行ってしまうかもしれません。

2007年03月29日

優柔不断

実はまだ決断し切れていなかったりする。

Shop

    第一には講演会だけど、桜もきれいに咲いている頃だろうしなあ・・・。よりによってこんなときに限って飛行機も400ドル位しているし・・・。そんなことを考えながら講義を終えたら、学生がアポイントを取りたいといってきた。渡りに船とばかりに、明日4時にアポをとったので、今晩ワシントンに向けて出発するわけには行かなくなった。ハハハハハ。後は木曜日の夜に車で出発しようとする自分を抑えることができれば、もう大丈夫。

2007年03月30日

泣くな

アメリカしか経験をしていない学生は気の毒だとおもう。

graffiti 01

    学部生は1学期に15~18単位を履修している。1単位につき2時間が充てられるから週30時間~36時間を大学での学習(講義+準備)に使う。多くの学部生は週20時間程度のアルバイトや課外活動をしているので、アメリカの学生は週50~56時間ものスケジュールにがんじがらめにされている計算になる。

    論述試験(レポート)の出来が悪い場合、書き直しをさせるのもひとつのやり方だ。だけど、毎日課題に追われている学生に、さらに新しい課題を与えたところでしっかりと考えた結果がでてくることは考えられない。自由に考える時間や、自由に行動をするモラトリアムを持たないままの学生が、教員になってもろくなことがない。

    だから出来が悪かった学生には、論文の書き直しをさせるのではなく、別の方法を考えるようにしている。単に悪い成績をつけてもいいのだけど、それでは「教える」ことにつながらない場合もある。その際、学生を呼び出して一緒にどういうやり方があるか考えてもらう。学生は私の意図するところを理解して何らかの合意点を見つけるために考えてくれる。ところが平凡な優等生的な学生に「どうしていいかわからない」としか言えない人がでてくる。自分で自分に何が必要か考えたことのない「凡人優等生」の典型的なパターン。そして・・・泣く。

    質問に答えることを、発問者の期待する答えを出すものとしてここまできた学生は、発問者が求める答えが明確に見えないとパニックになる・・・。コンピューターにたくさんの作業を一度にさせるとクラッシュするのと同じ原理・・・。予期していない自由を与えられると、抑圧状態を平常と感じていた人はパニックに陥る。オーウェルの1984年の世界が出来上がる過程によく似ている。オーウェルの世界で生まれて育ってきた学生は、それ以外の世界を恐れるようになる。気の毒に感じるのは、私が他の世界を知っているからだろうか。

2007年03月31日

確定申告

ようやく時間が出来た。

graffiti 02

    とはいっても、2006年の確定申告のこと。忙しくてずっと後回しにしていた。ちょっと時間が出来たので、細かい控除にはこだわらずにパッパとやってしまった。医療控除などをすっ飛ばしたので、たぶん100ドル前後の控除を逃していると思うけど、ガチャガチャと資料を集めたりする時間の節約と終わらせることでの心の余裕には代えがたい。

    統計資料を見ると、2006年の我家の収入はアメリカの平均収入内に収まった。子供の居ない平均的アメリカ人の家庭の台所事情は、結構厳しいのだろう。投資などをしていないので、基本所得以外の収入は平均をはるかに下回るけど、その分損失もない。いずれにせよ、税控除は富裕層に有利なシステムであるばかりか、富裕層の地域にお金がとどまるようにできたシステムになっている。これについてはどこかで書くことがあると思う。

    還付金額は2000ドル強。ルーマニアへの航空運賃の足しになる。もともと払いすぎた税金とはいえ、返ってくるのは嬉しい。

2007年04月02日

花の名前の日

ルーマニアは今日(4月1日)、「花の名前の日」。

Spring Sky

    毎日何らかの名前の記念日があって、ビオレタの場合は、バイオレットの花の日と、花の名前の日と、女性の日と、誕生日のすべてを祝う。誕生日だけのこちらとしては、なんだか割に合わない感じ。

    今日のミシガンは春の陽気。気持ちよく晴れている。ビオレタは朝から今日は花の名前の日だとクルクルしていた。黄色の花が好きなビオレタに出先で黄水仙の鉢植えを買ってかえった。花の日といってもこれだけのこと。喜んでくれればそれだけで嬉しいもの。

MSU Old Power Plant

    でもね、私にとっては「4月バカ」の日・・・。朝から早速、「チャオシェスクの隠し子がいて、そこに保管されていた隠し資産が見つかったんだって」って嘘を教えた。しばらく一所懸命ネットで検索してからだまされた・・・って気づいて悔しそうにしてた。これが本当に悔しそうな顔をしてくれるからだます甲斐がある。


2007年04月09日

復活祭

今日、日曜日は復活祭。

Easter @ Romanian Orthodox

    復活祭はキリスト教徒にとって大切な聖日で、ちょうど日本のお正月に相当するイメージ。前日にはしっかりと家を掃除し、羊や魚をつかってたくさんの料理を作る。復活祭の当日に仕事をすることを可能な限り避ける。そして深夜から復活祭当日にかけて教会でミサがある。ちょうど日本の2年参りみたいなもの。

    今年もビオレタに付き合って、ルーマニア・オーソドックスの教会に行ってきた。数年前まではミシガンを始め、中西部中のルーマニア人が集まっていたけど、毎年その数が減っていく(アメリカへの移民人口が減っているのと、アメリカ化が脱伝統と同義的だということの2つの要因が考えられる)。それでもたくさんのルーマニア人をはじめ、オーソドックス系統のキリスト教をもつひと(ウクライナ、ロシア、ギリシャ、スラブなどの人)が集まり、部屋は人の熱で暖かかった。

    キリスト教というとどうしても宗教的枠組みで考えてしまいがちだけど、日本の仏教習慣と同じような面をもっている。キリスト教がその土地にあった伝統に入り込み、日常のなかの色々な伝承や信仰(迷信も含む)と折り合いをなしている。教義としてのキリスト教を聖書に忠実に信じているというのとはずいぶん違っている。復活祭のミサでも、神社でお払いを受けているような感じで、あまり抵抗を感じない。聖書研究などを通して「教義」を基準に生活をする信仰との共存は難しい。日常の伝承を基準にする信仰には人間性を感じる。それだけに受け入れやすく、共存も易しい。

2007年04月10日

AERA@Chicago

日帰りでシカゴに行ってきます。

Waiting for Spring

    AERA (American Educational Research Association:アメリカ教育研究学会)がシカゴで開催されています。分野を超えてその規模の大きさでは10本の指に入る学会です。3つの大きなホテルを会場に1週間続きますが、あまりの大きさで研究者は「パーティー」と呼んでいます。この期間、教育学部の大学院レベルの講義のほとんどがキャンセルになります。また定例会議もほとんどキャンセルになります。体のいい言い訳に使われている面もそれなりにありますけどね。

    「パーティー」と呼ばれるように、アカデミックな「学会」としてはあまり好きな学会ではありません。ただ、全米から多くの人が来ますので、人に会うにはいい「学会」です。今回はシカゴで開催ということもあり、また比較研究の共同研究者と会うために日帰りで行ってきます。

2007年04月12日

雪・学会・研究・街

シカゴから戻ってきた。

cake cutter?

    ミシガンはここ数日、毎日のように雪が降っている。今夜は吹雪になるらしい。2週間前には水着で日光浴をする人がいたほど暖かかったのに、今朝から降っている雪は外を完全に雪景色にかえてしまった。ミシガンの春は、こうした驚きを幾度か繰り返してからすぅっと終わる。

    昨日の学会では会いたい人に会うことができた。パキスタン、韓国、トルコ、イギリスとをつないで科学・数学教育法についての取り組みを来年度くらいからはじめようという話もできた。日本の科学・数学教育との連携と、理論的枠組みを作る点からの貢献をすることになると思う。歴史教科比較研究では、比較原則の理論的枠組みが評価された。今後シンガポールの学会を経てイギリスの比較教育学会へ出していく予定にしている。

Meetings

    その他の学会発表を聴講する機会にも「恵まれた」。括弧でくくっているのには、それなりに意味がある。英語のBLOGに仔細を書いたけど、機会があれば日本語でも書くかもしれない。ちなみに、シカゴで撮った写真もいくつか更新した。町を歩いたのが日が沈みかけてからなので光量が足らず、画質は荒い。

2007年04月16日

楽しい

普段と違った日曜日

Downtown Alley

    昨晩は午前4時半に就眠したので、今朝は11時に起床。ビオレタとブランチ・デート。2時までランシング(ミシガンの州都)で仕事をし、そこから2時間半かけて、色々な地域を通り抜けながら大学まで歩く。貧困地域で2度ほど言い寄られるものの、歩くからこそ見えてくる地域ごとの取り組みや空気を感じることができる。仕事柄、こうした観察を大切にしている。

    6時からは教授宅に居候している友人夫婦に食事に招かれた。理数教育専門のパキスタン人夫婦と、農業資本専門のインド人夫婦、そして教育・政治・歴史哲学の私と、数学教育のビオレタで、パキスタン料理に舌鼓をうった。むちゃくちゃ美味しい・・・。それぞれの研究分野やそれを超えた会話をつまみに11時半まで楽しんだ。環境について(これについては今度)、東洋哲学(思想)、農業開発と経済についてなど、色々とそれぞれの専門家から学べるのも楽しく、とても有意義な夜を過ごして、先ほど帰ってきた。学ぶことは本当に楽しい。

2007年04月17日

VT

バージニア工科大学の事件・・・。学生もショックを受けていました。難しいことです。
工科大学新聞(http://collegemedia.com/

2007年04月25日

学生

ミシガンの今日は雨。

Factory After Fire

    そして今日は、今学期の講義の最終日。学生は講義の始まる1時間も前から教室に来て、プレゼンテーションの準備をしている。

    パワーポイントで項目立てをしたり、見掛けが美しいだけの結論を出すだけのプレゼンテーションではなく、地域観察を通して何を発見したか、何を考えたかを発表、そしてクラスメートにも何かを考えさせることを目的としたプレゼンテーションにするというのが課題。

    講義の前にいつものように階下の喫茶店でコーヒーを飲んでいたら、講義の始まる1時間も前に、学生がどたどたとあわただしく呼びに来た。どうやら私のこの習慣に気づいていたようで、発表用の資料を壁に掲示するのを手伝ってくれとのこと・・・。びっくりしたけど一所懸命にやってくれるのが嬉しい。

2007年05月04日

浮気はあかん

マイクロソフトのアホ。

Melancholy

    学会発表でひとつのコンピューターに発表者全員のファイルを入れて発表することがある。MSオフィスにかわって、オープン・オフィス(オープンソースのオフィス総合ソフト)を使っていると、ちょっとしたところでMSオフィスに合わないことがある。表のサイズなどの些細なことだけど、事前確認をするために、昨日MSオフィスをインストールした。

    インストール後の登録段階で、正規品かどうかの確認がある。そして保安上のプログラムの更新など・・・。30数個のファイルをダウンロードして、インストール。その際に半ば強制的にマイクロソフトのネットワークに登録させられる。いやいや登録して、すべての手続きが終わるまでに1時間・・・。

    問題はその後だ。さっさと動いていたコンピューターが停止状態に陥る。CPUのプロセスをみると、svchost.exeがCPUの処理能力の100%を占有している。強制停止してもそれの繰り返し・・・。

    別のコンピューターでネットにつないで問題を見ると、MSオフィスのアップデートに原因があるらしい。対処ファイルをダウンロードしても「症状に変化が表れない場合もある」とか「自動更新ができなくなる」とかヌカシテイル。対処するものの、解決するのは一時的・・・。強制終了の繰り返し。オフィスの2007が発売されたらしいけど、新しいバージョンに乗り換えさせるために、わざとやってるんじゃないかと疑心暗鬼になる。

    問題は解決しました。MSオフィスを完全に削除。オープンオフィスだけでいいや・・・と。それにね、オープンオフィスで文書を作成すると10kbのファイルでも、同じ文書をMSWORDのフォーマットで保存すると200kbにまでなるんだよね。それだけ無駄な機能をつけている・・・ってことでしょう、多分。なんしても、浮気をしたらアカンね。

2007年05月15日

24時間前

明日の午後3時の便でデトロイトを発ちます。

Praha

    今回の一時帰国とシンガポール(+香港)行きは、所属学部(人文学部アメリカ研究科)が交通費を出してくれました。出発前日の今日、大学の国際プログラムが別に予算を出してくれるということになり、手続きをしてきました。

    国際プログラムは、連邦政府に直結している機関なので、米国市民か永住者にしか通常は予算を割くことができません。去年はアフリカのガーナに行く機会があったのですが、この予算制限で直前になって駄目出しをされました。今回、学会費に限って予算を支給することができるということで、出発前日になってお金をもらいに行ってきました。学会費といっても500ドル。ありがたくて涙が出ます。

    これで今回の帰国/学会発表に1900ドルを出していただいたことになります(自己負担分は400ドル程度で収まりそう)。ありがたいことですが、元をただせば全てが税金です。よい発表をして、こちらで求められている情報を収集してくるつもりです。24時間後には、雲の上です。

2007年05月18日

とりとめもないことです

近鉄奈良駅にいました。

Monk

    日本ではどうも無料WIFIが一般的ではないようです。誰もがネットにつながる携帯電話を持っているので、喫茶店などがWIFIを設置して集客する必要がないからでしょう。ネットで調べると、近鉄奈良駅は構内でWIFIが使えるとのこと。駅構内にスターバックスがあるのを知っていたので、今日はそこで論文を書きました。

    スターバックスのコーヒーはアメリカのそれと同じく、不味い。それでもスターバックスを美味しいという人が多いのが不思議。おいしいコーヒーを飲んだことがないのか、雰囲気と味は必ずしも一致しないということを知らないのか、それとも私が味音痴なのか・・・。

    それはともかく、不味いコーヒーを飲みながら論文を書いていると、ちょうど修学旅行生や遠足のグループが構内にたくさんあつまってきました。駅の広場がちょうどスターバックスのテラスに面していたので、引率の教師が生徒をまとめて指導する様子を観察することができました。小学生から高校生まで全部で6つの学校集団をみることができ、いろいろと思うところがありましたがここでは書くことはひかえます。

Old Neighborhood

    さて、もう家に戻ります。バッテリーも残り少なくなりましたし、おなかも相当減りました。一人で外食するのは寂しいので、家に戻ることとします。

2007年05月21日

中継

英語版のBLOGでは、只今、毎日の出来事を中継しています。

Boat

    嫁さんはアメリカでお留守番・・・。めずらしく寂しがっているので、毎日の出来事や観察をBLOGで報告しています。メールではプライベートな用件を書き、BLOGでは写真と一緒に報告する・・・。このメールとBLOGに必然的に生まれる変化が結構うれしいみたい。

    メールも電話も、そこにあるのは私から彼女に発した言葉です。ところがBLOGに書かれた言葉は、それがたとえ私から彼女に発した言葉であったとしても、個人と個人の間だけの言葉ではありません。BLOGは不特定多数の目に触れますから、程度の差こそあれ、そこで発せられる言葉には多少の内省が含まれます。そのために現れる変化がうれしいのかもしれません。自分のために発せられた言葉だけども、自分だけに発せられているのではない。(哲学でいうところの)エロスが介在するコミュニケーションということか・・・?

    いずれにしても、結婚している男性にとって、嫁さんに喜んでもらえるということ以上にうれしいことは、なかなかありません。世の中の嫁さん方は、もっともっと喜びを前面に出してくださいな。社会の活性化につながるかもよ。


2007年06月06日

ミシガンに戻ってきました。

香港・シンガポール・日本から帰ってきました。

Star Ferry Pier

    昔は時差ぼけをすることがほとんどなかったのですが、ここ数年来は時差ぼけがきつくなってきました。昔よりも仕事や責任が増えたからかもしれませんし、単に年をとったのかもしれません。頭が常に寝起きの状態で、何をどうするべきか考えることも億劫という状態がしばらく続きました。今日になってやっとBLOGを書くことができる程度にまで回復しました。

View

    ただ、ミシガンに来てから5年目で発症した花粉症に悩まされています。近所で芝生を刈っていたりすると、涙とくしゃみが止まりません。これが夏の終わりまで続くのですが、困ったものです。窓を開けなければ暑いし、窓を開ければ涙とくしゃみが止まらない・・・。時差ぼけもそうですが、さっさと適応しなければね。

    さて、日本滞在中に連絡をとらなかった人が数人います。連絡を取らなかったのではなく、連絡先のメモを忘れていったために、連絡が取れなかったということをここで報告しておきます。悪気はないので、許してね。

2007年08月03日

学校訪問と協同学習

Star Ferry Pier
ランシング市近郊の学校訪問をした。新学期が始まる前に、学生の実習(含む体験学習)先との連絡をつけ、関係を作ることを目的とした学校訪問。

日本の学校だとまず学校長などの役付に連絡し、許可を得てから行動するのかもしれないが、こ